「ドバイで日本人に合うレストランはどこ?物価も高そうだし失敗したくない」──そんな不安を抱える方に向けて、本記事では日本人目線で選んだドバイのおすすめグルメ・レストラン12選を、価格帯やエリア、シーン別に整理して紹介します。和食から中東料理、多国籍レストランまで、日本人の口に合いやすいメニューと注意したいマナー、予約のコツ、自炊派向けの食材調達情報まで網羅し、移住前後の「食の不安」を減らすことを目的としています。
ドバイで日本人が外食する前に知りたいこと
ドバイでの外食は、観光地価格とローカル価格の差、宗教・文化によるルール、日本人の味覚に合うかどうかを理解しておくと失敗が少なくなります。「どのエリアで・どの国籍の料理を・いくらぐらいで食べるか」を事前にイメージしておくことが大切です。
レストランは、ホテル内の高級店からモールのフードコート、旧市街のローカル食堂まで幅広く、同じ一食でも50AED以下から300AED以上まで価格差があります。また、アルコール提供の有無や、ラマダン期間中の営業ルールなど、イスラム文化の影響も受けます。
一方で、ドバイは多国籍都市のため、日本食を含むアジア料理や西洋料理も充実しており、日本人の口に合う選択肢は十分にあります。予算感覚と文化的なマナーを押さえれば、長期滞在でも食事でストレスを感じにくい環境と言えます。
ドバイのグルメ事情と日本人の口に合う料理
ドバイは「何でも食べられるグルメ都市」です。人口の大半が外国人のため、アラブ料理だけでなく、インド・パキスタン、中華、タイ、韓国、欧米系まで幅広いレストランが集まっています。日本食やラーメンも年々増えており、日本人が“食で困る”場面はかなり少ない都市といえます。
日本人の口に合いやすい料理としては、以下が挙げられます。
- アラブ料理:フムス、ケバブ、シシタウク(鶏の串焼き)、マナキッシュ(中東風ピザ)など、塩味ベースで香辛料控えめのメニュー
- レバント料理:レバノン・シリア系のグリルやサラダはさっぱり系で食べやすい
- インド・パキスタン料理:バターチキンやビリヤニなど、辛さ控えめを選べばコクのある味わい
- 海鮮料理:湾岸で獲れる魚のグリルやエビ料理は、日本人にも馴染みのある味
辛さやスパイスが不安な場合は、注文時に「mild(マイルド)」「not spicy(辛くしないで)」と伝えると、日本人でも食べやすい味つけに調整してくれる店が多いため安心です。
物価感覚とレストランの価格帯の目安
ドバイの外食は、日本の感覚より1.5〜2倍ほど高いと考えるとイメージしやすくなります。ただし、エリアや業態でかなり差があります。
目安として、1人あたりの予算感をまとめると次のようなイメージです。
| 店のタイプ | 例・シチュエーション | 1人あたり目安(AED) | 日本円目安(約) |
|---|---|---|---|
| ローカル食堂(シャワルマ、定食系) | さっと夕食、簡単なランチ | 20〜40 | 800〜1,600円 |
| モールのフードコート | ラーメン、丼、ファストフード | 35〜60 | 1,400〜2,400円 |
| カジュアル和食・アジア料理 | 普段使いの居酒屋、定食屋 | 70〜120 | 2,800〜4,800円 |
| 中価格レストラン(ホテル外) | 週末の外食、軽い記念日 | 120〜250 | 4,800〜10,000円 |
| 高級レストラン・ホテル内 | 接待、記念日ディナー | 250〜600以上 | 10,000円〜 |
アルコールは料理より割高で、ビール1杯40〜60AED、グラスワイン60〜80AED程度が一般的です。飲む量によって会計が大きく変わるため、節約したい場合はノンアルコールやドリンクプロモーションを意識すると安心です。
宗教・文化と外食マナーで気をつけたい点
イスラム教の国であるドバイでは、外食時も基本的な宗教・文化への配慮が重要です。とくにアルコール・ラマダン期間・服装・写真撮影の4点を理解しておくと、大きなトラブルを避けやすくなります。
まずアルコールは、ホテル併設レストランやライセンス保有店のみ提供されます。イスラム教徒の前での過度な飲酒や、レストラン外での飲酒は厳禁です。公共の場で酔った状態を見せる行為は法律違反になり得るため注意が必要です。
ラマダン期間中は、日中の公共スペースでの飲食を控える配慮が求められます。多くのレストランは営業しますが、目隠しをしたスペースで提供する、日没後のみ通常営業になるなど、営業形態が変わります。
服装は高級店ほどスマートカジュアルが基本で、露出の多い服は控えると無難です。モールやローカルエリアのレストランでは、肩や膝が隠れる服装が望ましいとされます。
また、店内・テラスでの写真撮影は、他のお客様やスタッフの顔が写らないよう十分に配慮します。無断で人物を撮影するとトラブルにつながる可能性があります。喫煙は屋内全面禁止の店が多く、喫煙エリアの有無を事前に確認すると安心です。
日本人が通いやすい和食レストランおすすめ
ドバイには高級店からカジュアル店まで和食レストランが数多くあり、日本人でも日常的に通いやすい店を選びやすい環境です。特に、日本人シェフ常駐・日本企業系・在住日本人が多く住むエリア(ジュメイラ、アル・バルシャ、マリーナ周辺)にある店は、味つけやサービスが日本人向けで安心感があります。
通いやすさを重視する場合は、次のポイントを意識すると便利です。
- 立地:自宅や職場からタクシーで15分以内、モール内やホテル内などアクセスしやすい場所か
- 価格帯:ランチで70〜120AED前後、ディナーで1人150〜250AED程度の「日常使いしやすい価格」か
- メニュー構成:寿司・丼・ラーメン・唐揚げ・カレーなど、子どもから大人まで食べやすい定番和食があるか
- 雰囲気:家族連れや一人ごはんでも入りやすいカジュアルさかどうか
特に長期滞在者にとっては、接待用の高級店と、平日にふらっと行ける普段使いの和食店を数軒リストアップしておくことが、食生活のストレスを減らすコツです。次の見出しからは、居酒屋感覚の店、高級和食、一人ごはん向きチェーンなど、目的別に日本人が使いやすい店の特徴を解説します。
日本の居酒屋感覚で使える和食店
日本人が「会社帰りにちょっと一杯」「友人とさくっと夕食」という感覚で使いやすい和食店は、ビジネス街と住宅エリアを中心に点在しています。選ぶポイントは、アルコール提供の有無、日本語メニュー・日本人スタッフの有無、1人あたり予算が日常使いできるかどうかの3点です。
ビジネス街ではDIFCやダウンタウン周辺に、焼き鳥・おでん・小鉢料理を出す居酒屋スタイルの店が集まっています。仕事終わりの駐在員が多く、カウンター席で一人飲みもしやすい雰囲気です。一方、ジュメイラやアル・バルシャには、家族連れでも入りやすい定食・丼もの・うどんを中心にしたカジュアル和食店が多く、ノンアルコールで食事だけを楽しむ利用も増えています。
価格帯は、居酒屋使いであればビール1〜2杯とつまみ数品で1人200〜300AED前後が目安です。ローカルの人も利用する店なら、ランチセットや早い時間限定のプロモーションをうまく使うと、より日本の居酒屋に近い感覚で通いやすくなります。
日本人に人気のメニューと味つけの特徴
日本人に人気の和食メニューは、寿司・刺身、ラーメン、カレーやカツ丼などの丼物、焼き鳥や唐揚げといった居酒屋料理が中心です。特にドバイ在住の日本人には、濃すぎない味つけで、だしや醤油の風味をしっかり感じられる店が支持されています。
一方で、ローカル向けの日本食レストランでは、砂糖やソースを多く使った甘め・こってり系の味つけ、マヨネーズが多いロール寿司など、日本人には少し重く感じるメニューもあります。初めて利用する場合は、レビューで「authentic Japanese」「在住日本人に人気」と書かれた店を選び、味噌ラーメンや醤油ラーメン、焼き魚定食、シンプルなにぎり寿司など、ベーシックな料理から試すと違和感が少なく安心です。
予算・アルコール・席数など利用の実用情報
居酒屋系の和食店は、1人あたりの目安はアルコール込みで150〜250AED前後、食事のみなら100〜150AED前後が相場です。ハッピーアワーを利用すると、ビールやハイボールが30〜40AED程度まで下がる店舗もあります。サービスチャージやVATが自動加算される店舗も多いため、メニュー価格が税・サービス込みかどうかは注文前に確認すると安心です。
アルコールは、モールやホテル併設のレストラン、ライセンス付きの単独店舗で提供されます。イスラム教の祝日前後はアルコール提供制限が入る場合があるため、公式SNSやGoogleマップの最新レビューで事前確認しておくと失敗が減ります。
席数や雰囲気は、ローカルモール内の店舗で40〜60席、ホテル内レストランで70席以上というケースが一般的です。カウンター席や半個室が充実しているかどうかで使い勝手が変わるため、
| 確認ポイント | 予約時の質問例 |
|---|---|
| カウンター席 | “Counter seats available?” |
| 半個室・個室 | “Do you have private/semi-private rooms?” |
| ベビーチェア | “Do you have baby chairs?” |
| 喫煙可否 | “Is the dining area non-smoking?” |
のように、英語で1〜2フレーズだけ事前に聞いておくと、用途に合った席を確保しやすくなります。
接待や記念日に使える高級和食・鮨
接待や記念日に利用する高級和食・鮨は、「雰囲気」「料理のクオリティ」「サービスの安定感」がそろっているかどうかが重要です。ドバイでは、ドレスコードがあるラグジュアリーホテル内やDIFCのファインダイニングに本格和食が集まっています。
ビジネス接待であれば、個室の有無や会話しやすい静けさ、日本語・英語での対応レベルを事前に確認しておくと安心です。記念日のディナーの場合は、ドバイファウンテンやマリーナが見える眺望、日本酒ペアリングコース、アニバーサリープレートの用意ができるかが満足度を左右します。
一人あたりの予算は、アルコールなしで400〜600AED、ワインや日本酒を楽しむ場合は800AED以上になることも多く、「予算感×目的(接待か記念日か)」を先に決めてから店を絞り込むと選びやすくなります。DIFC・ダウンタウンは接待向き、マリーナ・パーム周辺は記念日デート向きという分け方も覚えておくと便利です。
ミシュラン掲載店や高級店の選び方
接待や記念日で使う高級和食・鮨店を選ぶ際は、「目的」「雰囲気」「立地」「価格帯」「お酒の有無」を整理してから候補を絞ると失敗が少なくなります。ミシュラン掲載店=必ずしも最適というわけではなく、ビジネス接待か家族の記念日かによって向き不向きが変わります。
まず、ミシュランガイドの評価では、★の有無よりも「和食カテゴリか」「カウンター鮨かコース主体か」を確認し、日本人シェフ常駐かどうかもチェックすると安心です。接待の場合は、DIFCやダウンタウンの高級ホテル内など、相手がアクセスしやすく、静かで会話しやすい店を選びます。記念日なら、ブルジュ・ハリファビューやマリーナビューなど、景色を重視した店舗も候補になります。
価格帯は、1人あたりのフルコースでいくらまで許容できるかを事前に決め、税・サービス料込みでの総額イメージを持つことが重要です。また、イスラム圏のためアルコール提供はライセンス制です。ワインや日本酒を重視する場合は、「ライセンスありの和食店」かを公式サイトや予約サイトで必ず確認しておきましょう。
ドレスコードと予約方法のポイント
高級和食やミシュラン掲載店では、ドレスコードと予約の有無で失敗しないことが最重要です。多くの店は「スマートカジュアル」が基本で、短パン・ビーチサンダル・タンクトップ・スポーツウェアは避けます。男性は襟付きシャツに長ズボン、女性は露出を抑えたワンピースやブラウス+パンツが安心です。ホテル内高級店ではジャケット推奨の場合もあるため、公式サイトの「Dress code」を必ず確認します。
予約は人気店ほど必須で、週末や観光ハイシーズンは1〜2週間前に押さえると安心です。予約方法は以下のようなパターンがあります。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 公式サイトフォーム | 英語入力だが確実。ドレスコード案内も確認しやすい |
| 電話(ホテルコンシェルジュ経由含む) | アレルギー・席の希望を細かく伝えやすい |
| 予約アプリ(OpenTable、SevenRoomsなど) | 空席状況を一目で確認でき、キャンセルも簡単 |
アレルギーや苦手食材、アルコール可否、カウンター希望や個室希望などは予約時に必ず伝えると、日本人にとって満足度の高い食事になりやすくなります。キャンセルポリシー(当日キャンセル料)も、事前にチェックしておくと安心です。
ランチや一人ごはんに便利な和食スポット
ドバイで日常的に利用しやすい和食スポットとしては、モール内のカジュアルな和食チェーン、日本人経営のラーメン店、寿司・どんぶり系のテイクアウトカウンターが中心になります。「一人で入りやすい」「料理が早く出る」「予算が読みやすい」場所を押さえておくと、仕事や子どもの送り迎えの合間にも使いやすくなります。
一人ごはんで特に人気が高いのは、ラーメンやうどんなどの麺類、カツ丼・照り焼き丼・カレーなどの丼物、サーモン寿司のセット、照り焼きチキンや唐揚げの定食などです。メニュー表に写真があり、英語が苦手でも注文しやすい店舗を選ぶとストレスが少なく済みます。ランチタイムはセットメニューが出る店も多く、「平日ランチセット」「ビジネスランチ」と書かれたメニューはコスパが良い目印です。
カウンター席の有無も一人利用では重要です。カウンター席が充実している店舗は、周囲を気にせず短時間で食事を済ませたいときに便利です。逆に、テーブル席中心で家族連れが多い店は、週末や夕方以降は混雑しやすいため、時間帯をずらして利用すると落ち着いて食事を楽しめます。次の見出しで扱うフードコートやモール内チェーンを組み合わせれば、生活圏ごとに「行きつけの一人ごはんスポット」を複数持てるようになります。
フードコート・モール内の日本食チェーン
モールのフードコートや館内レストランには、日本人が日常使いしやすいチェーン店が多く入っています。代表的なブランドとしては、ラーメンの「IPPUDO」「Wagamama(和風アジアン)」、寿司・丼ものの「Sushi Art」「Sushi Counter」、カレーやカツ丼を扱う「Yatai」「Gyoza Bar」などがあります。
価格帯は、フードコート形式であれば1人あたり40〜70AED程度で、ランチとして利用しやすい水準です。味つけは日本のチェーンに比べるとやや濃い・甘めに感じられることがありますが、うどん・ラーメン・カツ丼・唐揚げ・カレーなど、馴染みのあるメニューが多く、子ども連れでも注文しやすい点がメリットです。
利用しやすいモールの例として、Dubai Mall、Mall of the Emirates、Dubai Marina Mall、Dubai Hills Mallなどが挙げられます。初めて訪れる場合は、モールの公式アプリやGoogleマップで「Japanese」「Ramen」「Sushi」などと検索し、現在営業している店舗と場所を確認してから向かうと迷いにくく、移転・閉店にも対応しやすくなります。
テイクアウト・デリバリー活用術
モールやオフィスで手軽に和食を楽しみたい場合は、デリバリーアプリとテイクアウトを組み合わせると、外食費を抑えながら日本人向きの味を確保しやすくなります。
代表的なアプリは「Talabat」「Deliveroo」「Careem」「Noon Food」などです。アプリ内で「Japanese」「Ramen」「Sushi」などのキーワード検索をすると、日本食チェーンやローカルの人気店がまとめて表示されます。レビュー件数と★評価、配達時間、配達料を必ず確認すると失敗が減ります。
テイクアウトを利用する場合は、モール内の日本食チェーンで事前にアプリや電話で注文し、ピックアップだけ行うと、行列や待ち時間を短縮できます。スープ類やラーメンは、麺とスープを別容器にしてもらえるかを確認すると、自宅に持ち帰っても味の劣化が少なくなります。
長期滞在者は、プロモーションコードやロイヤリティプログラムを活用すると、数%〜数十%の割引や配達無料キャンペーンが適用され、継続的な外食・中食コストを抑えやすくなります。深夜やラマダン期間は営業時間が変わるため、アプリ上の「Opening Hours」を都度チェックしてください。
日本人の舌に合う中東・アラブ料理の店
日本人にとって「中東料理=スパイスが強そう」というイメージがありますが、ドバイのアラブ料理は、オリーブオイルやレモン、ヨーグルトを多く使い、ハーブの香りは豊かでも辛さは控えめな料理が中心です。そのため、和食に慣れた日本人でも違和感が少なく、むしろヘルシーで食べやすいと感じる人が多くなっています。
日本人の舌に合いやすい店を選ぶ際は、レバンティン(レバノン・シリア・ヨルダンなど)料理・トルコ料理・エミラティ料理のいずれかを掲げているレストランがおすすめです。代表的なチェーンでは、レバノン料理の「Al Safadi」「Al Hallab」、伝統的エミラティ料理の「Al Fanar」、少しモダンな雰囲気を楽しめる「Arabian Tea House」などが日本人にも人気です。
メニューを見る際は、グリル盛り合わせ、フムス(ひよこ豆ペースト)、タブーレ(パセリのサラダ)、シーフード料理など、素材が分かりやすい料理を中心に選ぶと“味のギャップ”が少なく安心です。次の項目で、具体的にどの料理から試すと良いかを紹介します。
初心者でも食べやすいアラブ料理メニュー
中東・アラブ料理はスパイスや見た目に驚くかもしれませんが、味つけは意外とマイルドで、日本人にも食べやすいメニューが多いです。まず試しやすいのは、フムス(ひよこ豆のペースト)やババガヌーシュ(焼きナスのペースト)、タブーレ(パセリとブルグル小麦のサラダ)などの前菜盛り合わせです。パン(ホブス)に付けて食べるだけなので、味の想像もしやすく失敗が少ない組み合わせです。
メイン料理では、シシケバブ(串焼き肉)、シュワルマ(中東版のケバブサンド)、グリルチキン、ビリヤニ(炊き込みご飯)などが定番で、「焼き鳥+ピラフ」のような感覚で受け入れられる味が中心です。辛さはほとんど無く、ヨーグルトソースやレモンでさっぱり食べられます。甘いものが好きな人は、バクラヴァ(シロップ漬けパイ)やクナーファ(チーズスイーツ)などのデザートもおすすめです。
苦手な香りや辛さが不安な場合は、注文時に「ノースパイシー」「マイルドテイスト」と伝えると調整してもらえるケースが多く、家族連れでも安心して挑戦できます。
雰囲気も楽しめるローカル人気レストラン
観光客向けの高級店だけでなく、地元の家族連れや在住者でにぎわうローカル系の人気レストランも、ドバイグルメを楽しむうえで外せません。内装や客層を含めて雰囲気を味わえるため、アラブ世界の「日常」に一歩踏み込んだ体験ができます。
ドバイでは、アラビアン装飾が施された庭付きレストランや、クリーク沿いのテラス席からダウ船を眺められる店、マジョリティがアラブ系のお客という店がローカル人気店の典型です。ドレスコードはスマートカジュアル程度が目安で、ビーチウエアや極端に露出の高い服装は避けると安心です。
メニューはアラビックと英語併記が一般的で、写真付きや「mixed grill」「hummus」など定番名が並びます。食事のピークは20時以降が多く、静かに雰囲気を楽しみたい場合は18~19時台の早めの時間帯が狙い目です。チップはサービス料込みの場合が多いものの、ローカル店でも会計時に数%を上乗せする日本人が増えています。
旧市街エリアで楽しむローカルグルメ
ドバイ・クリーク周辺のデイラ(Deira)とバールドバイ(Bur Dubai)の旧市街エリアには、観光客向けではないローカル価格で楽しめる食堂やカフェが多くあります。日本人にも比較的なじみやすいのは、レバント料理やインド・パキスタン系のカジュアル店です。
旧市街でローカルグルメを試すなら、以下のような過ごし方がしやすいです。
| エリア・スポット | 特徴・楽しみ方の例 |
|---|---|
| Al Seef〜Bur Dubai側クリーク沿い | アラビックカフェやレバント料理レストランが並び、クリークを眺めながらシェアプレートを楽しめる。観光客も多く、初めてでも入りやすい。 |
| Al Fahidi Historical District(バスタキヤ地区)周辺 | 伝統家屋を改装したレストランで、フムス・グリル・マチブースなどのアラブ家庭料理を提供。雰囲気重視の食事に向く。 |
| デイラ・ナイフ地区周辺 | ケバブ、ビリヤニ、シャワルマのスタンドや食堂が密集。持ち帰りや軽食にも便利で、価格は新市街よりかなり安め。 |
英語メニューがない店や、カード不可の店も一部残っているため、旧市街でローカル食堂を利用する際は、少額の現金を持っておく・混んでいる店を選ぶ・無理に大盛りを頼まないことが安心材料になります。
観光スポット近くで便利な名店
バージュ・カリファやドバイモール周辺などの観光エリアには、日本人にも評判のレストランが集まっています。観光の合間に立ち寄りやすく、外れが少ない店を押さえておくと非常に便利です。
代表的なエリアと店舗イメージは次のようになります。
| エリア・スポット | 日本人に人気のタイプ | 使い方の目安 |
|---|---|---|
| ドバイモール周辺 | モール内の和食・アジア料理、ファミレス系 | ショッピングついでのランチ、家族連れに便利 |
| バージュ・カリファ / ドバイオペラ周辺 | 高級ダイニング、展望レストラン | 記念日ディナーや接待向き |
| ドバイマリーナ・JBRビーチ | 海が見えるカジュアルレストラン、シーフード | サンセットディナー、観光とセットで利用 |
観光名所周辺の店は価格帯がやや高くなりがちですが、ランチセットや早い時間の予約を選ぶと、比較的抑えた予算で利用できます。移動時間を節約したい場合は、観光プランと同じモール・同じビル内の店から候補を選ぶと、移動のストレスを減らせます。 また、人気店は事前予約が基本のため、観光スケジュールが決まり次第、オンライン予約を済ませておくと安心です。
多国籍グルメで外さないレストラン
ドバイは世界中から人が集まる都市のため、「無難においしい」「誰を連れて行っても安心」な多国籍レストランが豊富です。欧米系、アジア系、アラブ系の料理を少しずつ楽しめるブラッセリーやインターナショナルレストランを選ぶと、日本人の舌にも合いやすく、ゲストの好みが分からないビジネスシーンや会食にも対応しやすくなります。
多国籍レストランを選ぶ際は、エリアと予算、アルコール提供の有無をまずチェックすると便利です。ダウンタウンやDIFCには高級ホテル直営のオールデイダイニングが多く、ビュッフェ形式で世界各国の料理を提供する店もあります。マリーナやJBR周辺は、テラス席からの景色を楽しめるカジュアルな多国籍ダイニングが中心で、週末ブランチやハッピーアワーの設定も多く見られます。
多国籍店では、サラダ、グリル料理、パスタ、シーフードなど、味つけが比較的シンプルなメニューを選ぶと、日本人にとって食べやすく感じられます。辛さの度合いやアレルギーについては注文時に確認し、ハラール対応・ベジタリアン対応・キッズメニューの有無も事前にチェックすると、家族連れや接待でも失敗しにくくなります。
日本人に人気のアジア・エスニック料理店
日本人の口に合いやすいアジア・エスニック料理としては、タイ・ベトナム・韓国・中華・インドが鉄板です。辛さや香草の量は「less spicy」「no coriander」などと伝えれば、かなり日本人向けに調整してもらえます。
代表的な人気店の傾向は次の通りです。
| ジャンル | 特徴 | 日本人に人気のポイント |
|---|---|---|
| タイ料理 | モール内チェーンが多い | グリーンカレー、パッタイは辛さ調整しやすい |
| ベトナム料理 | フォー専門店が増加 | あっさり味で体調が悪い時でも食べやすい |
| 韓国料理 | 焼肉・チゲ・チキンが中心 | ご飯が美味しく、日本の居酒屋感覚で利用可能 |
| 中華料理 | 点心・火鍋・大衆中華が揃う | 日本式中華に近い味つけの店も多い |
| インド料理 | ローカル価格でコスパ良し | バターチキンやダールはマイルドで日本人に好評 |
在住者からは、モール内のアジア系レストランや、マリーナ・JLT・アルバルシャ周辺の韓国・中華街的エリアが使いやすいとの声が多く聞かれます。初めて利用する場合は、口コミアプリで「Japanese」「Asian taste」などのコメントが付いている店を選ぶと、味のギャップによる失敗を避けやすくなります。
洋食・ステーキ・ビュッフェのおすすめ店
ドバイでは洋食・ステーキ・ビュッフェのレベルも総じて高く、「しっかりしたクオリティで、味のイメージが外れにくい」ジャンルとして日本人にも人気です。特にステーキハウスとホテルビュッフェは、接待から家族の外食まで幅広く使えます。
代表的なステーキハウスとしては、DIFC周辺の高級店(例:米系・欧州系チェーン)、マリーナ地区のグリルレストランなどが挙げられます。和牛やUSプライム、オーストラリア産ビーフなど産地別に選べる店舗も多く、ミディアムレアなど焼き加減も日本人の感覚でオーダー可能です。
ビュッフェは、5つ星ホテルのオールデイダイニングが定番です。朝食・ランチ・ディナービュッフェで、洋食を中心に中東料理・アジア料理も並ぶため、家族やグループで「それぞれ好きなものを少しずつ」楽しみたい場合に最適です。価格帯は、ステーキ専門店で1人あたり約250〜500AED前後、ホテルディナービュッフェで約200〜350AED前後が目安です。
アルコールを楽しみたい場合は、ホテル内やライセンスレストランを選ぶ必要があります。子連れの場合は、騒がしいバーエリアを避け、レストランゾーンや早めの時間帯を選ぶと落ち着いて食事をしやすくなります。
家族連れや大人数で使いやすい店舗
家族連れや大人数で利用しやすい店を選ぶ際は、席のタイプ・キッズ対応・価格帯・アクセスの4点を重視すると失敗が減ります。特に週末ディナーやブランチは混み合うため、グループ利用は事前予約がほぼ必須です。
| チェックポイント | 内容の目安 |
|---|---|
| 席のタイプ | 個室・半個室、丸テーブル、ベビーチェアの有無 |
| キッズ対応 | キッズメニュー、子ども用食器、ベビーカーの置き場 |
| 価格帯 | ブッフェは飲み物別で1人150〜300AED前後が目安 |
| アクセス | モール内・ホテル内は駐車場とトイレが近く安心 |
家族連れには、モール内のホテルビュッフェやカジュアルなステーキハウス、インターナショナルビュッフェが向いています。大人数の集まりでは、コースやビュッフェ形式を採用しているレストランを選ぶと、会計が分かりやすく、料理の好みが分かれるメンバー構成でも対応しやすくなります。
ベジタリアン対応・ハラール対応の確認
ベジタリアン対応やハラール対応は、メニューだけでは判断しにくいため、事前確認が重要です。特にイスラム教徒の同僚や友人、日本からの来客と食事をする場合は、対応状況をはっきりさせておくと安心です。
予約・来店前に確認したいポイント
| 確認項目 | 店側への聞き方・チェック方法 |
|---|---|
| ハラール対応 | “Is your meat 100% halal?” と確認。ホテル内やバー併設店は要注意。 |
| アルコール提供 | Google Map の「Serves alcohol」、公式サイトの“Bar / Lounge”表記をチェック。 |
| ベジタリアンメニュー | “Do you have vegetarian / vegan options?” と事前に問い合わせる。 |
| 調理エリアの分離 | 厳格なハラールが必要な場合 “Is the kitchen separated from pork/alcohol?” と確認。 |
Zomato、Google マップ、公式インスタグラムでは、ハラールマークや「Vegan / Vegetarian Friendly」などの表記があるレストランが多く、写真付きでメニューの雰囲気も分かります。宗教的に厳格なゲストがいる場合は、ハラール認証店や完全ベジタリアンレストランを選ぶとトラブルを避けやすくなります。
エリア別に見るおすすめレストラン選び方
ドバイはエリアごとに「客層・予算・雰囲気」が大きく異なります。失敗を減らすコツは、まず行くエリアを決めてから店を探すことです。通勤・学校・よく行くモールを基準に、候補エリアを2〜3か所に絞ると動きやすくなります。
レストラン検索では、GoogleマップやZomatoで
- エリア(例:DIFC、Dubai Marina、Al Barsha など)
- 予算マーク($〜$$$)
- 「Japanese」「Arabic」「Family friendly」などのキーワード
を組み合わせて絞り込みます。マリーナやJBRは観光向け・景色重視、DIFC・ダウンタウンは高級店とビジネス利用、ジュメイラ・アルバルシャは在住者の日常使い、デイラ・バールドバイはローカル価格の穴場が多い傾向があります。
同じジャンルの料理でもエリアで価格差が大きいため、「同じ予算でどこまで雰囲気を求めるか」を基準にエリアを選ぶと、生活スタイルに合った店が見つかりやすくなります。
ダウンタウン・DIFC周辺の人気店傾向
ドバイのダウンタウン・DIFC周辺は、高級レストランとおしゃれなバー、日本食を含む多国籍グルメが集中するエリアです。ブルジュ・ハリファを望む絶景レストランや、ビジネス街らしい接待向きの店が多く、平均単価はやや高めと考えた方が安心です。
傾向としては、DIFCはミシュラン掲載店や有名シェフ監修のファインダイニング、日本食・ステーキ・モダン中華などが多く、接待・会食・記念日ディナーに向いた店選びがしやすいエリアです。一方でドバイモール周辺のダウンタウンは、ファミリー向けレストランやカジュアルな多国籍料理が充実しており、子連れや観光がてらの外食に利用しやすいという特徴があります。
共通するポイントとして、金曜・土曜の夜はどの店も混み合うため事前予約がほぼ必須です。また、アルコール提供はライセンスホテルやDIFC内の店舗に集中しているため、仕事後に一杯飲みたい場合は、ホテル併設店やDIFCを中心に探すと効率的です。
マリーナ・JBR周辺で景色を楽しむ食事
ドバイマリーナやJBR(ジュメイラ・ビーチ・レジデンス)周辺は、「景色込み」で食事を楽しみたい日本人に最も人気の高いエリアです。高層ビル群とヨットハーバー、アインドバイ観覧車、ビーチを眺めながら食事ができるため、移住者の普段使いから来客対応、記念日ディナーまで幅広く使えます。
レストラン選びでは、マリーナ側かビーチ側かで雰囲気が変わります。マリーナウォーク沿いは、夜のビル夜景と運河ビューが魅力で、カジュアルな多国籍レストランが中心です。JBR「The Beach」やビーチフロントのホテル内レストランは、海とサンセット、観覧車を一望でき、デートや家族連れに向いています。
価格帯は、マリーナビュー席は1人150〜250AED、ビーチフロントの人気店は200〜300AED程度を目安と考えると失敗しにくくなります。アルコール提供はホテル内やライセンス付きレストランに限られるため、事前確認がおすすめです。週末のサンセットタイムは非常に混雑するため、オンライン予約と「テラス席指定」をしておくと、景色を最大限に楽しめます。
ジュメイラ・アルバルシャの生活圏グルメ
ジュメイラ・アルバルシャは、日本人駐在員や家族が多く住むエリアで、日常使いしやすいレストランが充実しています。アルバルシャにはモール・オブ・ジ・エミレーツがあり、フードコートやカジュアルなレストランで各国料理を手軽に楽しめます。和食・韓国・中華などアジア系の店が多く、日本人の口に合う味つけが比較的見つけやすいエリアです。
ジュメイラ沿いにはビーチサイドのカフェやブランチスポットが点在し、週末のブランチや子連れの外食に便利です。プレイエリア付きのレストランも多く、家族で長居しやすい環境が整っています。価格帯は、モール内チェーン店が1人60〜120AED前後、ビーチサイドの人気店は150AED以上が目安です。
生活圏としてレストランを選ぶ場合は、
- 自宅から車で10〜15分以内か
- 駐車場やバレーパーキングの有無
- 子ども用メニューやベビーチェアの有無
といった観点でチェックしておくと、日常的に通いやすい店を見つけやすくなります。
旧市街デイラ・バールドバイの穴場スポット
ドバイ・クリーク北側のデイラとバールドバイ周辺は、観光地価格から少し離れて“安くてうまい”ローカル飯を探しやすいエリアです。観光客向けのきれいなレストランよりも、地元の人で賑わう食堂やカジュアルなレストランが多く、1人30~60AEDほどでお腹いっぱい食べられる店が充実しています。
穴場を探すときは、アル・グバイバ(Al Ghubaiba)やバールドバイ・オールドスーク周辺のアラブ・インド系食堂、デイラのナイフ・スーク側にあるシャワルマスタンドやレバニーズレストランが狙い目です。英語メニューが無い店もありますが、ショーケースを指さして注文したり、「チキンビリヤニ」「グリルミックス」など定番名を伝えれば問題なく通じます。
夜は治安面で極端に心配する必要はありませんが、人通りの多い大通り沿いや、メトロ駅近くの店を選ぶと安心です。値段と雰囲気を重視するなら旧市街エリアを“ローカルフード開拓エリア”と位置付けておくと、生活費を抑えつつドバイらしい外食を楽しめます。
日本人が失敗しない店選びのチェックポイント
日本人がドバイでレストラン選びをするときは、「味・価格・立地・雰囲気・ルール」の5点を確認しておくと失敗が少なくなります。 予約アプリ(Zomato、Eat App、TheForkなど)やGoogleマップの口コミを使い、写真とレビューを必ずチェックしましょう。
主なチェックポイントをまとめると、次のようになります。
| 項目 | 事前チェック内容の例 |
|---|---|
| 味・メニュー | 日本人レビューの有無、日本語メニューの有無、辛さ・スパイス強めか、子ども向け料理の有無 |
| 価格 | 1人あたりの予算目安、サービスチャージ・VAT込みか、飲み物料金の高さ |
| 立地 | 最寄り駅からの距離、駐車場の有無、夜遅い時間の治安感覚 |
| 雰囲気 | 静かさ・賑やかさ、ドレスコード、家族連れの多さ、喫煙スペースの有無 |
| ルール | アルコール提供の有無、金曜夜やラマダン期間の営業形態、予約必須かどうか |
特にアルコール提供の有無・喫煙可否・ドレスコード・予算オーバーになりやすいかどうかは、日本人がギャップを感じやすい点です。公式サイトやSNS、予約時のチャット機能を活用して、疑問点は事前に確認しておくと安心です。
予約の取り方とピークタイムの避け方
人気店が多いドバイでは、基本的に「事前予約前提」と考えると失敗が減ります。ホテル直営レストランやミシュラン掲載店はもちろん、週末のモール内レストランやビーチ沿いの店も予約があった方が安心です。
予約方法は、以下の順で使い分けるとスムーズです。
| 方法 | 特徴・コツ |
|---|---|
| 公式サイト | 高級店やホテル内は専用フォームあり。英語で入力すれば問題なし |
| 電話 | 当日予約や細かい相談向き。”Table for 2 at 7pm” などシンプルな英語で十分 |
| 予約アプリ | Zomato、OpenTable、Eat Appなどが主流。口コミや予算も確認可能 |
| ローカル系や小規模店で増加中。番号があればメッセージで予約依頼 |
避けたいピークタイムは「木〜土曜の19:00〜21:00」です(UAEの週末は金・土から金曜礼拝後を含む木〜土夜が混雑しがち)。できれば18:00台もしくは21:00以降にずらすと予約しやすく、静かに食事を楽しめます。
在住者は、
– 平日(日〜水)に外食のメインを寄せる
– 金曜礼拝直後〜夕方を避ける(モール・ファミリーレストランが混雑)
– 連休やイベント期間は1〜2週間前から予約
といった感覚で動くことが多いです。「木〜土のゴールデンタイムは早めに抑える、平日は直前でも通りやすい」と覚えておくと、予定が立てやすくなります。
アルコール提供・喫煙可否の確認方法
アルコール提供と喫煙可否は、ドバイではレストラン選びの重要ポイントです。予約前に必ず「アルコールの有無」「喫煙可否」「喫煙エリアの場所」を確認すると失敗が減ります。
代表的な確認方法は次の通りです。
| 確認方法 | アルコール提供 | 喫煙可否 |
|---|---|---|
| Googleマップ・Zomato等の説明欄 | 「Serves alcohol」「Licensed」などの記載で判断 | 「Outdoor seating」「Shisha」表示で喫煙エリアの有無がわかる |
| 公式サイト・SNS | メニューにワイン・カクテル記載があれば提供あり | 店内写真でテラス席・シーシャの有無を確認 |
| 予約時の問い合わせ | 「Do you serve alcohol?」「Is smoking allowed?」と質問 | 「Non-smoking area」「Smoking area」を指定して予約 |
モール内やファミリー向けレストランはアルコールなしが多く、ホテル併設やDIFC周辺はライセンス店(アルコールあり)が中心という傾向があります。喫煙が苦手な場合は、室内完全禁煙のレストランを選ぶか、「indoor non-smoking table」を必ず指定しておくと安心です。
子連れ・妊婦・高齢者と一緒のときの注意点
子連れ・妊婦・高齢者と一緒に外食する場合は、店選びの段階で「騒音・段差・喫煙・アルコールの雰囲気」を必ず確認することが重要です。予約時に「ストローラーあり」「ベビーチェア希望」「静かな席を希望」「高齢者がおり、段差が少ない席を希望」などを具体的に伝えると、対応してもらいやすくなります。
移動手段も含めて、入口までエレベーターで行けるか、店内に段差が多くないかを事前チェックすると安心です。妊婦や高齢者には、店内喫煙やシーシャ(フーカ)を出す店は避けた方が無難です。モール内レストランやホテル内レストランは、ベビーチェアやおむつ替え台、バリアフリートイレが整っていることが多く、安全性や清潔さの面でも利用しやすい選択肢になります。また、夜遅い時間帯は音楽が大音量になりがちなので、子連れや高齢者がいる場合は、ランチタイムか早めのディナーを選ぶと過ごしやすくなります。
自炊派のための日本食材・調味料の買い方
自炊派の人にとって、ドバイでの日本食材・調味料の確保は生活満足度を大きく左右します。ポイントは「何が手に入りやすく、何を日本から持ち込むべきか」を最初に整理することです。
しょうゆ・みりん・料理酒・だしの素・味噌・お米・冷凍うどんなど、日常的に使う基本調味料と主食は、日系スーパーや大手ハイパーマーケットで概ね揃います。一方で、好みのブランドのだしパック、地域限定の調味料、凝った和菓子材料などは入手が難しく、高額になるケースが多いです。
最初のうちは、現地でどの程度日本食材が手に入るかを確認しながら、「常備したい日本の味」だけを一時帰国やオンライン通販で補う二段構えが現実的です。次の見出しで、日本食材を扱う主なスーパーと専門店を整理しますので、よく使う調味料の買い場をイメージしながら読み進めてみてください。
日本食材を扱うスーパーと専門店一覧
| 店名(エリア) | 特徴・品揃え | 日本人目線のポイント |
|---|---|---|
| Choithrams(チョイトラムス) 各エリアに展開 |
キッコーマン醤油、味噌、みりん風調味料、インスタント味噌汁、うどん・そばなど基本調味料と乾物が揃う | 住宅街の近くに多く、日常使いに便利。価格はやや高めだが「とりあえず必要なもの」を揃えたいときに使いやすいスーパーです。 |
| Carrefour(カルフール) 大型モール内 |
アジア食材コーナーに醤油、酢、パン粉、冷凍枝豆、冷凍餃子、海苔、カレールーなどが並ぶ | 在庫は店舗差があるものの、まとめ買いに向く。調味料は欧州・韓国ブランドが多く、完全な日本製にこだわらないならコスパ良好です。 |
| Lulu Hypermarket(ルル) | ハラール対応の肉・魚が豊富で、アジア系調味料も種類が多い | 日本食材専門店ではないが、米、酢、醤油、麺類など自炊のベースは揃う。価格重視で選びたい人に向きます。 |
| 1004 Gourmet(アル・クォズ/モール内支店) | 韓国系グローサリーだが、日本の調味料、冷凍うどん、ラーメン、菓子、冷凍魚、米など本格的な品揃え | ドバイ在住日本人の利用者が多く、「日本で見慣れたメーカーの商品」を探しやすい。オンライン注文にも対応しています。 |
| Union Coop(一部店舗) | ローカル系スーパーだが、アジア食材コーナーあり | 日本ブランドは限定的だが、醤油や米などの基礎食材を安く買いたいときの選択肢になります。 |
| 日本食材専門店(例:お多福系ショップ、寿司ネタ卸など) | 冷凍魚、寿司ネタ、だし、業務用サイズの調味料や冷凍食品などプロ向け商品も扱う | 店舗によって場所や品揃えが変わるため、最新情報は在住者コミュニティやSNSでの口コミ確認が必須です。本格的な和食を作りたい自炊派や飲食業の人向けです。 |
日常的な買い物はChoithrams・Carrefour・Luluで十分対応でき、こだわりの調味料や寿司ネタなどは1004 Gourmetや専門店で補う組み合わせが、日本人には使いやすいパターンです。
オンライン注文とデリバリーサービス活用
日本食材やお弁当は、オンライン注文とデリバリーを活用すると、移動時間とタクシー代を大きく節約できます。ドバイでは、食材と出来上がり料理のどちらもオンライン注文が一般的です。
代表的なサービスは以下の通りです。
| 用途 | 主なサービス | 特徴 |
|---|---|---|
| レストラン・惣菜デリバリー | Talabat, Deliveroo, Noon Food, Careem | アプリ完結。日本食レストランやアジア料理も多数登録。配達料は5〜15AED前後が目安 |
| スーパーマーケット配送 | Carrefour, Lulu, Choithrams, Spinneys | まとめ買い向き。一定金額以上で配送料無料になることが多い |
| 日本・アジア食材専門 | Kibsons, 1004 Gourmet(エリア限定), Yamanote配送など | 味噌・醤油・冷凍魚・餃子の皮など、日本人向けの品揃え |
利用時は、最低注文金額・配達料・配達可能エリア・支払い方法(カード/現金/オンライン決済)を事前に確認すると失敗しにくくなります。また、夏場は在宅時間に配達時間を合わせ、冷蔵・冷凍品は受け取り後すぐに冷蔵庫に入れるなど、暑さ対策も重要です。
日本と比べて高い食材・安い食材の目安
日本と比べたときの価格差を知っておくと、外食と自炊のバランスが考えやすくなります。ドバイでは「輸入冷蔵品・生鮮日本食材」は高く、「現地で出回る野菜・肉・乳製品」は比較的安めというイメージです。
代表的な食材の目安は次のとおりです(1AED≒40円前後としてイメージ)。
| 区分 | 食材例 | ドバイの傾向 |
|---|---|---|
| 高い | 鮭・刺身用魚、生食用貝類 | 日本の1.5〜2倍以上になりやすい |
| 高い | 日本米(こしひかりなど)、日本の調味料(しょうゆ・みりん・だし) | 日本の1.5〜2倍前後 |
| 高い | 輸入フルーツ、いちご・桃・ぶどうなど | 日本と同等〜2倍程度 |
| 安い | 鶏肉、卵、牛乳、ローカルヨーグルト | 体感で日本の7〜8割程度 |
| 安い | トマト、きゅうり、なす、玉ねぎ、じゃがいもなど | セール時は日本よりかなり安いことも |
| 安い | パスタ、現地ブランドのオリーブオイル・チーズ | 日本と同等かやや安い |
「日本ブランド」「生食用」「冷蔵・冷凍輸入品」は高くなると考えるとイメージしやすくなります。日常の自炊は現地食材と日本調味料を組み合わせ、刺身や高級肉は「ご褒美デー」にするなど、使い分けを意識すると食費コントロールがしやすくなります。
ドバイ生活で外食費を抑えるコツ
ドバイで外食費を抑える最大のポイントは、「時間帯・場所・料理ジャンル」を意識して選ぶことです。高級店でディナーを頻繁に利用すると食費は一気に膨らむため、普段使いの店と特別な日の店を明確に分けると、無理なく節約できます。
日常の食事は、モールのフードコート、ローカル系カフェテリア、チェーン系レストランのランチ時間を活用すると、一食30〜60AED程度に抑えやすくなります。観光エリアの一等地やホテル内レストランは、同じメニューでも価格が2倍近くになることがあるため、住居近くやオフィス近くの「生活圏レストラン」を開拓すると効率的です。
また、量が多い店ではシェアを前提に注文する、前菜+メインではなくプレート一品で済ませる、水はペットボトルを持参してドリンク注文を減らすといった工夫も有効です。デリバリーは便利な反面、手数料やサービスチャージで割高になりやすいため、週末や忙しい日だけに絞り、平日はテイクアウトや自炊と組み合わせると、トータルの食費をコントロールしやすくなります。
ランチセット・ハッピーアワーの活用術
ランチセットやハッピーアワーを上手に使うと、ドバイの外食費を2〜4割程度抑えられるケースがあります。まず意識したいのは、ホテルレストランや高級店でも平日ランチ限定のセットを用意している点です。ビュッフェ形式やコース形式で、ディナーより品数は絞られるものの、同じクオリティをよりお得に楽しめます。
代表的な活用の仕方は次の通りです。
| 施策 | 目安時間帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| ランチセット | 12:00〜15:00頃 | セットメニューで割安、ビジネス街やモールに多い |
| ハッピーアワー | 16:00〜19:00頃 | ドリンク半額、つまみ付きプロモーションも多い |
| 早い時間帯ディナー | 18:00〜20:00頃 | 早割セットや固定価格メニューを設定する店もある |
情報収集は、Googleマップの「Offers」タブ、店のInstagram、The Entertainer(割引アプリ)などを活用すると効率的です。アルコール提供店では、ハッピーアワーの時間帯と対象ドリンクを事前に確認し、税・サービス料込みの最終金額で比較することが節約のポイントになります。
ローカル食堂とモールフードコートの使い分け
ローカル食堂とモールのフードコートをうまく使い分けると、食費を抑えつつ外食の満足度を高められます。節約重視の日はローカル食堂、手軽さと安心感を優先する日はモールフードコートと考えると分かりやすくなります。
| 項目 | ローカル食堂(カラーマ等) | モールフードコート |
|---|---|---|
| 価格 | 安い(10〜30AED前後) | 中程度(25〜60AED前後) |
| 味・量 | ボリューム多くコスパ高い | 安定感があり無難な味 |
| 雰囲気 | ローカル色が強くにぎやか | 清潔で空調も快適 |
| 英語表記 | ない店舗もある | ほぼ全店で英語・写真メニューあり |
| 子連れ | 店による・狭い場合もある | ベビーカー・キッズ席が充実 |
ローカル食堂は、インド・パキスタン系のカラーマやマトールなどで、朝食やテイクアウトに特におすすめです。一方、モールフードコートは、和食チェーンやアジア料理、ファストフードがまとまっており、家族連れや短い休憩時間のランチに向いています。平日ランチはローカル食堂、週末や家族での外食はモール、と目的に応じて使い分けると、ドバイでの外食費を無理なくコントロールできます。
まとめ 日本人が安心して楽しめるドバイグルメ
ドバイは物価が高いイメージがありますが、店選びと時間帯、エリアの使い分け次第で、日本人でも無理のない範囲で多彩なグルメを楽しめる都市です。和食・中東料理・多国籍料理が揃い、辛さやスパイスが控えめなメニューも多いため、家族連れや長期滞在者にとっても安心しやすい環境といえます。
外食前には、宗教・文化によるアルコールやラマダン時期の制約、サービスチャージの有無、予約必須の時間帯などを確認すると、失敗を大きく減らせます。また、自炊用に日本食材を買えるスーパーやオンラインデリバリーを活用し、外食と組み合わせることで、食費を抑えながら「食の満足度」を高める生活スタイルも現地日本人の定番になっています。
初めてドバイで外食する場合は、①レビュー評価が安定して高い店、②日本人口コミが一定数ある店、③場所と予算感が事前に把握できる店、の3点を意識して選ぶと安心しやすくなります。毎日の食事を通じて安全・安心を確保しつつ、ドバイならではの景色や雰囲気も取り入れることで、移住や長期滞在の満足度は大きく変わります。日本人の味覚に合う選択肢は十分にあるため、情報をうまく活用しながら、自分なりの「定番レストラン」と「とっておきの一軒」を少しずつ増やしていくことがおすすめです。
本記事では、日本人の口に合うドバイの和食・中東料理・多国籍レストランを、価格帯やシーン別に整理して紹介しました。宗教・文化面の注意点や予約、アルコール提供、子連れでの利用、自炊派向けの日本食材情報、外食費を抑えるコツまで押さえれば、移住前後でも食の不安は大きく減らせます。気になる店をいくつか日常用・ハレの日用と分けてリスト化しておくと、ドバイ生活での外食がより安心で豊かなものになると考えられます。

